ご存じのように聴覚とは、言語などを認識する緻密で高度な機能を有している感覚機能であり、聴覚障害のない人間にとって生きる上で重要なものになっていることは言うまでもないということを説明しました。
しかし、先天性ないし、後天性によって聴覚の機能に障害が生じる場合がある。たとえば、老人性難聴もひどくなれば、聴覚障害者として認定されるようになるだろう。老人性難聴も聴覚障害の様相の1つであることからも人間にとって当たり前のように起こりうるものです。
聴覚障害とは、外耳、中耳、内耳、聴神経、聴覚皮質などの器官のいずれかに何らかの原因によって、聴覚機能に障害が生じる疾病並びに障害の様相あるいはその総称であるといえます。
聴覚障害についての1つのとらえ方として、人間が生きる自然界、地球全体の生物と比較したら、すべての人間は聴覚障害者となってしまう。たとえば、超音波や犬を呼ぶときの犬笛は、人間には聞こえないものであり、また人間が聞こえる方向は、16方向とされていますが、それに比べて犬は、32方向となっており、聞く能力に関しては、犬には勝てないんです。そんな聴覚障害のとらえ方もあります。
実際には、人間としての生活に困らない程度の音が聞こえればいいのであって、不必要な音まで聞く必要はないということであって、聴覚障害とは生活上で必要な音が聞こえない、聞きにくいことによって起こるという、ある意味で状況によって障害の様相が変化するといった側面があると考えられるかもしれません。
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