アメリカ留学生活日記/2006年8月

Gallaudet Universityでの初めての留学生活/高山亨太

1.はじめに
  アメリカ時間で8月15日にGallaudet Universityに到着してから、約2週間経ったところである。最初の2週間は新学期に備えての新入生向けのオリエンテーションがあり、今週から新学期が始まったところである。少しではあるが、学校生活になれてきたので、これまでの報告とともに現在の様子を報告したい。

2.出発と到着
  恥ずかしいことなのではあるが、出発時と到着時にいろいろとハプニングがあった。これから留学する皆さんが同じような失敗をしないように参考にしていただきたい。
  出発時に、空港のカウンターで搭乗のためのチケットの手続きで、乗員数が満員状態とのことで、エコノミークラスからビジネスクラスにアップグレードすることができるというラッキーなことがあった。理由を聞くと、マイルがたまっていることと常連であったことが大きな理由であるようだ。本当の理由は定かではないが、ともかく飛行機の中では、食事やサービスなどの面において、快適に過ごすことが出来た。
  しかしながら、快適だったのは到着するまでの飛行機内のみであった。外国の空港に到着すると、まずは入国審査を受けなければならないのが普通である。私は、パスポートの他に持参しなければならないJ-1というVISAの資料を日本においてきたために、すぐには入国を認められずに、Secondlyという部署に行かされた。私としては、日本国内で、アメリカ大使館へ行き、手続きをするときに必要な資料であって、もう既に用済みの資料だと思い、うっかり自宅に置いてきてしまったのだ。Secondlyという部署で、「なぜ、忘れてきたんだ。」と問われ、アメリカの入国管理の厳しさを肌を持って感じた。担当者が言うには、「必ずアメリカ大使館より持ってくるようにと説明されたはずだ。」とのことである。
  何はともあれ、到着から約3時間後に、受け入れ先の大学からJ-1の再発行と各資料を担当部署に30日以内に再送付することを条件に入国を認められ、そこから私の留学生活が始まったのである。あやうく、入国できずに帰国するという状況になるところであった。しかし、その後、パスポートをSecondlyに忘れてきて、航空会社より電話があり、次の日にまた空港に行くはめになったのである・・・
  これから留学を希望する皆さまは、間違ってもJ-1など入国に必要な資料などは必ず持っていくことと、パスポートをなくさないように・・・

3.オリエンテーションと新学期
  留学生活が始まってからの約2週間は、激しい時差ボケと戦いながらも学生寮や食事、健康保険、授業についてなどの様々なオリエンテーションや健康診断、予防接種などが慌ただしく行われた。特に予防接種などについては、ツベルツリン(TB)の接種が法律で義務づけられており、感染症に関してはかなり厳しい管理体制が敷かれている。アメリカの注射を初体験したが、針が太くてかなり痛かったことを覚えている。
  今週から新学期が始まり、まだ確定はしていないが、英語、アメリカ手話、社会福祉などを中心に4クラスほど受講する予定である。最初の1週間はクラスの変更が可能であるため、この1週間は様々なクラスに参加して、秋学期にクラスを検討しているところである。
  初めて、Gallaudet Universityの学部の授業に参加したが、教員や学生の手話が早くて、なかなか読み取れず、しばらくは苦労する日々が続きそうだ。しかし、参加者全員が共通した手話という言語、コミュニケーション方法で授業などに参加できるという環境のすばらしさを、少しずつ実感し始めている。このことについては、またいずれ報告できたらと思っている。

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